事例:オフィス・店舗

事務所ビルのワンフロアをオフィス・研修室と物販・喫茶スペースに改装した事例です。写真1・2枚目が物販・喫茶スペース、3枚目は研修室、4枚目が改装前の様子です。

もとは何もないガランとした賃貸物件でしたが、使いやすいスケールに区切り、土壁・和紙・畳・フローリング・木材といった自然素材で仕上げることで、オフィス・物販スペースでありながら人に優しい暖かみのある空間にすることができました。また、玄関入ってすぐに靴を脱いでもらうようにしているため、日本人にとってはなじみのある、生活空間の延長のように感じられる空間になったのではないかと思います。特に畳敷きの研修室は、まるで高級旅館もしくは料亭のような気を持つ空間となりました。素材の持つ力を改めて実感させられます。

このような事務所ビルを改装する場合、コストや空調の理由などからパーティションで済ますことが多いと思います。実際、部屋を小分けに区切ると、窓が開かないとか、空調が届かない、間仕切りの位置に窓が来てしまうなどの問題が発生しますし、水回りを賃貸スペース内に設けたいとなると、これもまた既存の配管等の制約を受けてしまいます。本計画では、物販・喫茶・事務室・研修室という異なる用途の部屋を、上記の設備的な問題をクリアした上で、少人数でも効率よく運用できるよう、スタッフ動線ができるだけ短くなるように設計しています。